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Hundreds of Iraqis Bused Home

Hundreds of Iraqis Bused Home
 Timeにこのような記事があった。最近は治安の悪化傾向が鈍ってきた(イラク人の友人医師は「改善」とは呼びたがらない)ためか、シリアなど隣国に逃げて難民生活を送ってきたイラク人が帰国しはじめているという。
 私たちがイラクを訪問したとき迎えてくれた当時バグダッド大学医学生だったイラク人の二名の友人医師は現在日本に来ている。日本政府の奨学金を得て、それぞれ、東大と東京医科歯科大学で研究生として学んでいる。一人は奥さんを連れてきて、東京で初めての子どもに恵まれた。そして、数日前、もう一人の友人から電話があった。彼もこの度イラクに残してきた恋人と結婚することになったという。彼女はTikrit(サダム・フセインの出身地)の病院で研修したときに知り合ったそうだ。年明けに彼はイラクに一時帰国するようである。本当におめでとう!気をつけてまた日本に戻ってきて欲しい。
▼イラク人の友人医師たちと六本木にて(2007年6月)

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理論武装計画

 今晩から4日連続で送別会。嬉しいけれど、引越の準備が何もできていないのが痛い(>_<)...
 世間で話題になっている役所に勤務する公務員という職業の宿命であるんだろうが、親戚や友人などの集まりになるとやはり役所代表として意見を求められる。肝炎の問題、年金の問題、医師不足の問題、混合診療の問題、周産期医療の問題…。質問の幅広さは大臣答弁並みじゃないか!こう書くと本当にまわりの問題が多いなぁ。医師としては年金問題などは埒外だと逃げられても、医師不足やいわゆる医療崩壊についてはやはり何かを答えなければならない。何とか誤魔化しつつ、データを交えながら自説を述べる。しかし、やはり医療の問題って、現場の感覚だけではなくて、経済学や法律をはじめとした社会科学の深い知識も重要なのである。だから、正直、混合診療問題など困難な論点を多く抱えるトピックはかな~り苦手である。日経新聞の経済教室などを読んで勉強してみてもやっぱり混合診療の導入は医療格差を生じてしまうと思うのだけど、理論武装ができていない。したがって下記のような先生の主張に理論的に反論できない(論破できない)という情けない状況である。

混合診療問題を考える◆Vol.2
混合診療禁止の違法判決を読み解く
厚労省による法の拡大解釈は違法、これを機に徹底的な議論を
上 昌広(東京大学医科学研究所探索医療ヒューマンネットワークシステム部門准教授)


 12月から少し時間的な余裕ができる。仕事、長男の育児と留学の準備、泳ぐことなどは必須として、下記のようなことをやってみたい。

○やはり質と量を伴った徹底的な読書(blogなどでのアウトプットを励みに)
○経済学や法律について体系的に学ぶ(医療政策のプロ)
 (上司などは留学もMBAをすすめる…)
○医学を学び直す

 こんな風に書くと時間が全然足りない気がするが、とにかくバランス良く充実した生活を送っていきたい。真摯に仕事に打ち込んでいれば神様は見ているはずだと信じて。

混合診療巡り討論、規制会議と厚労省
混合診療、解禁は平行線=規制改革会議と厚労省
混合診療 厚労省が反対姿勢

ワークライフバランス

 霞ヶ関で働きはじめ、自分の家族が病気になるなどの経験をすると病院勤務時代には見えなかったことが見えてくる。ワークライフバランスについてのこの記事には感銘を受けた。

時には“男の沽券”捨て
「仕事」も「家庭」も諦めない


 やはり、自分や家族に病気などが発生すると、仕事のやり方を変えざるをえない。もともと日本の労働者というのは家族のことで仕事に影響を及ぼすのを良しとしないのか、そういうことを隠す傾向がある。しかし、隠すと職場でもなかなか理解を得にくくなるというジレンマがある。

 佐々木常夫氏(東レ経営研究所代表取締役社長)の自閉症の長男と、肝臓病とうつ病を併発した妻を家族に持った経験は身につまされた。それを職場でもオープンにして、部下にも効率的に仕事をするように指導し、無駄に残業することをしないしさせない。そうした合理的な働き方が部下の仕事スタイルを変え、その家族にも影響する。そうして、社会を変えていくと思う。

 これを考えると一般的にはいかに無駄で合理的でない働き方をしているかと思い知らされる。特に霞ヶ関の公務員は無駄な残業(や無駄なタクシー代)が多いことを実感している。

 以下は佐々木氏が淡々と語っている言葉。重い言葉である。氏の著作(下記)も読んでみようと思う。どちらにしても佐々木氏を見ると、逆境は人間に実存を意識させ緊張感をもたらすが、人間性を深い意味で鍛えると思った。

 「私の場合は、男(自分)の働き方を“変えざるを得なかった”ケース。ワークライフバランスなどという生ぬるい言葉では表せない。ワークライフマネジメントをしていかないといけない事情があった」

 「私の場合は、自閉症の子供、うつ病の妻という家族を持ちましたが、世の中にはこうしたハンディを背負った家族を持つ人はたくさんいるはずです。しかし会社では、自分に障害のある子供がいる、という話を積極的にする人は少ない。だから、周りも気づかない。ハンディを持った人たちが数多くいることを、社会はもっと認識して対応することが大切なのです」

ウェブ時代をゆく、読了

ウェブ時代をゆく ─いかに働き、いかに学ぶか (ちくま新書 687)ウェブ時代をゆく ─いかに働き、いかに学ぶか (ちくま新書 687)
(2007/11/06)
梅田 望夫

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 先日書いたが追記。いやぁ、面白かった。これは現代版「学問のすすめ」となるだろう。進路を考えている人、大企業、官僚組織で働く人には特におすすめ。職場でまわりに配って歩きたいぐらいである。
 斎藤孝に通じるものがあると感じていたら、梅田氏と斎藤氏の対談があった。ごらんあれ。

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ラーメン二郎

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 久しぶりにラーメン二郎の派生店(北区神谷3-29-11)に行った。ここのラーメンはご存知の方も多いと思うが、三田の慶應大学前の「ラーメン二郎」を発祥として現在首都圏いろいろなところに広がっている。私はたまたま三田の近くの麻布で育ったため、中学生の時に友人に連れられてはじめて食べた。その独特の注文システム、ラーメンのボリューム、店の汚さにびっくりした。初めは完食できず、「なんでこんなラーメンが流行るんだろう?」と純粋に思ったものだ。しかし、それから見事に嵌り、ジラーとなった。慶應に在籍していたときは二郎一食で1日分のカロリーを賄っていたこともある。そんな二郎流スタイルがビジネス雑誌でも注目されているようだ。
第1回 ラーメン二郎 驚異の行列の秘密 (2007年11月21日)
 今回しばらく東京を離れることになったため、家の近くの二郎(正確にはその派生店)に行ってきた。いやぁおいしかったです。ジラーとしてはたまらん夕食でした。

日本を教育した人々、読了

日本を教育した人々 (ちくま新書 691)日本を教育した人々 (ちくま新書 691)
(2007/11)
齋藤 孝

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 16日朝読了。吉田松陰、福沢諭吉、夏目漱石、司馬遼太郎の4人の日本人を取り上げ、日本人の学ぶ意欲に火をつけ、向上心を燃えさせた「教育者」としての意義を再検討する書。かなり元気が出たし、読書欲に火をつけられた。特に福沢諭吉と司馬遼太郎関係の本を再読したくなった。さすが齋藤先生。
 特に、志(こころざし)について言及している部分には感銘し線を引きまくってしまった。人事院の研修で話を伺って感銘した上甲晃先生(志ネットワーク)のことを思い出した。

P67
日本語能力が大きく低下しているという現実があるのに、幼児期から英語を学習させようとする傾向には違和感を覚える。


 御意。私も、中学生からのNHKラジオ講座を中心とした英語学習から始めれば十分だと思う。それまでは日本語に親しむべきじゃないか。

P68
 現実問題として、東大法学部の現状を見ると、私たちの頃は外資系に勤める人間は一割以下だったと思う。ほとんどは日本企業に勤めたり、官僚になった。しかしいまは、優秀な学生ほど外資系に行く。それは一人あたりの年俸が高いからだ。そこに志はあるのだろうか。


 一概に外資系に就職する人が愛国的志がないとは思わないが、本当に優秀な層がそちらにばかり行っていいのか?そういう疑問は日々感じる。

P89
 怨望は人間交際にもっとも害がある。なぜならそのために人間本来の働きが窮してしまい、妨げられてしまうからである。自分がやりたいことができないから、人を羨むことになる。自分の本当にやりたいことをきちっとやって、人を羨む気持ちの根元を絶つことも、また独立の目的である。
 自分自身が独立しており、自分の考えで動いていて、「自分がこれを選択したのだ」と自分に責任を持てれば、人を羨まなくなる。
(略)
 独立しているというのは、まさに「私立」の生き方である。要するに自分の力で自分を賄っているという、独立した地盤を持つ生き方だ。


 これには強く同意する。私が目指していたインディーズ系ドクターの生き方はまさに「私立」の生き方。役所勤めをしていても地位にしがみつくことなく常に辞められる気概、地盤を持つべきだと思っている。

P92
(略)人を束縛して心配するより、個々人が独立して、苦楽をともにする。そういう友情関係や人との付き合い方のほうが、むしろ望ましいと言っているのだ。


 まさに君子の交わりは淡きこと水の如し、ですな。私の好きな言葉ですが。

P98
■学ぶことが幸せだった時代に立ち返れ
 諭吉がいた時代と比べて、現代の日本は学ぶ意欲が足りないのではないかという気がする。学問を積むことがいかに大切なことかを、みんなが忘れている。


 学ぶことそれ自体が目的となりうる。

P99
 しかしいまの時代は、学問を積んだ人間は机上の空論の世界で生きているようで信用できないとみなされ、それより実社会で成功した人間を尊重する風潮が強い。政治の世界においても、門閥制度のように世襲に世襲を重ねた人間が政治家になり、リーダーになる時代である。


 安倍さんを引き合いに出すまでもなく政界は世襲政治家だらけだ。こんな政治でいいのだろうか?

P100
 学問がこれほど馬鹿にされている状況のなかで、日本は危機に陥っていると私は思う。
 第二次世界大戦に出征して亡くなった学徒兵たちの手記を集めた『きけわだつみのこえ』を読んでも、死ぬ間際の若い人たちが、もう一度きちんと本を読み、学問をやりたかったと、率直で痛ましい告白をしている。いまの若者がそんなことを言うだろうか。かって学問は、それほどの幸福感を人々に与えていたわけである。
 そして学問は自分一人のためではない。勉強してみんなのために尽くすのだ、という気持ちが当たり前だった。ついこのあいだまで、それは続いていた。
 いまは官僚といえば、「抵抗勢力」の象徴とか私利私欲を求めるズル賢い人たちの集団だと思われがちだが、もちろんかつてはそうではなかった。以前は、使命感に支えられた厳しい自己規律のもとに、利害が錯綜する国家経営を忍耐強くしかも聡明にやりとげようとする、相対的には世界で最も優秀な集団だと言われていた。彼らは事実、資本主義国でありながら弱者や少数者にも目配りを怠らない、いわば資本主義的社会主義国家をつくってきたのだ。


 『きけわだつみのこえ』は涙なくしては読めなかった。城山三郎の『指揮官たちの特攻―幸福は花びらのごとく』も読みたい。

P101
 しかしいつの時代からか、リーダーに学問は必ずしも必要ではなくなってしまった。それは日本人が直面する大きな不幸である。なぜなら学問をおさめようとする向学心は、幸福につながるからである。
 人間は、ひとつでも多く知識を得たい、あるいは一歩でも先に進みたいという気持ちになっているときは、気持ちが盛り上がっているので幸福感を得やすい。一番楽しいときとは、何かをやり遂げてしまったときではなく、「これからたくさん学べるんだ」と思うときだ。その興奮状態がずっと続くような人は、一生幸せに過ごせるのである。


 幸せとか不幸とかって、積分じゃなくて微分だと思うんですよね。つまり、その時点の速度じゃなくて、加速度じゃないかと。だから、学び続けているってのは幸福だと思う。

P103
(略)老後になっても一生懸命学び続けていく勤勉で真面目な人生を、もう一度原点に返って考えてみてはどうだろうか。かつてはそういう幸せな「学ぶ人生」を、多くの人がごく当たり前のこととして暮らしていたのである。その原型として、リーダー自身が、学問を軸にすえて生きるという人生観を大切にしていた。


 いやぁ、うちの祖父はそうでした。老境に達してもパソコンとか購入してBASICのプログラミングなんか勉強し始めて若い人より良くできていたもんね。面倒くさがらずに良く体を動かたり、驚くほど遠くまで歩いていた。本当に輝いていました。

P104
(略)エネルギーの摂取が増大するのと反比例するかのように、体を動かしてやらなければいけないことが少なくなったために、エネルギーが次第に滞留していくことになる。その中で生きる実感をつかむためには、やはり学ぶことを中心に置くのがいいと私は思う。なぜなら、学ぶことは膨大なエネルギーを吸収してくれるからだ。


 学ぶってのは合理的な生き方なんだね!上記引用はほとんどすべて福沢諭吉をとりあげた章からの引用となった。そこだけでも読む価値あり。

 齋藤孝の素晴らしさを感じる一冊でもあった。

国際交流ノススメ

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 高校生留学で伝統のあるAFSへの応募者が減っているとのこと。もったいないねぇ。私は高校生留学をする機会はなかったが、もう一度人生をやり直すとしたら、AFSでの高校生留学、日米学生会議、東南アジア青年の船、フルブライトプログラムなどの国際交流は経験したい。自分の子供に対しても是非薦める。国際公務員、外交官、ビジネスマン、国際弁護士、国際的な医師などを目指したいと思わず、純国内での仕事を志すにしても、これらの経験は絶対に活きてくると自信を持って言える。AFSのOBは多くの分野で活躍している。私たちの分野では、WHOアジア太平洋事務局の尾身先生がOBだ。大きな志を胸に秘めて応募したらいいのになぁ。

努力論、読了

努力論 (ちくま新書 672)努力論 (ちくま新書 672)
(2007/08)
斎藤 兆史

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こちらも読了。梅田氏の著作に比べるとちょっと固いところもあるが、読ませた。特に諸橋轍次や河口慧海のところは印象的。週末に詳細を。

スパチャイ教授来訪

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 先日、タイ王国行政委員会からスパチャイ教授が来訪された。スパチャイ先生はチュラロンコーン大学政治学部行政学の教授だそうで、行政にも学識者として深く関わっているそうだ。タイでは現在、行政改革、なかでも国や地方の行政府に働く公務員数の適正化について検討しているようで、その一貫として医療界での人材マネージメントはどうなっているのか非常に興味をもっておられた。
 そこで避けて通れないのは、昨今騒がれている医師不足である。タイは卒後、僻地での勤務が義務化されていたり、全体として専門医の養成数をコントロールしているとのことで、日本ではそれをしていないのですか、と驚かれた。
 やはり国際交流は楽しいと久々に英語(と少しのタイ語)を喋って思った。
 対応したスタッフは漏れなくジムトンプソン印のタイシルクのネクタイを教授からのお土産として頂いた。公務員倫理規定には違反しないとのことも上司に確認し(^^;、その日から象さん模様のそのネクタイを愛用している。
Tokyo/Japan
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Kitty

Author:Kitty
born in 1974
Medical Officer (MD)
Working for Japan

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