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恒産なきものは恒心なし

 今月の中央公論の特集で、かつて事務次官を経験したO氏は、「恒産なきものは恒心なし」と言っていた。この言葉が彼のやった(とされる)ことに免罪符を与えるわけでは決してない。しかし、生活が安定していないと精神も安定しないというのはおそらく真実だろう。どんな公の仕事でも、ある程度の生活の確保がないとなり手がいなくなるし、仕事自体の質も悪くなるだろう。本来なら世論の信頼→公的な仕事に従事している者の生活の確保、という流れが一番健全なんだろうが、今は負のスパイラルが進みまくり、世論の不信→生活の乱れ(恒心の廃れ)→スキャンダル→世論の不信となっている。こうして官僚の退廃が進み、医療は崩壊しつつあるんだろう。一体どうしたらこの流れを止められるのか。

 2/17(日)のサンデープロジェクトを拝見。橋下氏(大阪府知事)と猪瀬氏(作家、東京都副知事)、増田氏(総務相)、丹羽宇一郎氏(伊藤忠商事会長)が出演していた。地方分権や道州制の必要性、国と自治体の二重行政解消による効率化などが議題になっていた。猪瀬氏や丹羽氏の意見におおむね賛成だ。堺屋氏、丹羽氏、猪瀬氏などが正当な処方箋を述べているのに、一向に改革が進まない現状に苛立つ。日本は本当にやばい茹で蛙状態だ。

 丹羽氏は「終わらない話−オピニオン−官僚「深夜待機」への疑問」(日経ビジネス2007/03/26号)が秀逸だった。

 国会開会中、大勢の官僚が午前1時、2時といった深夜まで待機を余儀なくされていることだ。翌日の与野党の質疑に必要な大臣や議員の答弁を書くために残っている。

 ~中略~

▼質問者1人に2000人

 私が聞いた話では、国会での1人の質問者に対して、待機している官僚はなんと2000人。全員が答弁を書くわけではないが、自分に関係する質問が出るかどうかはっきりするまでは待機しなければならない。

 ~中略~

 本来ならいらないはずのカネがかかる。深夜まで待機させれば、当然残業代を出さねばならない。終電に間に合わないので、帰宅はタクシーになる。

 ~中略~

 そして、更に問題なのは、難関の公務員試験を突破してきた優秀な人たちの時間とやる気を奪うことだ。待機要員であることに誇りを感じる人もいるかもしれないが、そんなのは極めて少数派だろう。日本のために大きな役割を果たすべき彼ら彼女らをスポイルしてしまう損失はいかばかりか。

 本当にこんなんでいいのだろうか。深夜帰宅のためのタクシー代を試算しただけでも莫大な税金の無駄遣いではないか。息子たちの世代に、日本をいい形で引き継ぐことを志にしたい。

 明日は長崎出張、金曜日は飯塚出張。週末は国家試験の仕事。体調を崩さないよう頑張ろう。
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Tokyo/Japan
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Kitty

Author:Kitty
born in 1974
Medical Officer (MD)
Working for Japan

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